都市工学科の教育・研究

教育・研究環境

演習室

都市工学科では、演習と呼ばれる実践的授業に重点を置いている(カリキュラムを参照)。3年夏から4年夏までの3学期の各9時間と、演習に多くの時間を割くことになっているが、その演習の作業を主に行う場所が演習室である。演習室は計画,環境の各コース各学年にそれぞれの部屋が割り振られており、パソコンやスキャナ、プリンタ、製図版、ホワイトボードといった演習が円滑に進むような設備が整っている。演習で居残りすることもあれば、休み時間の食事や談笑のスペースとしても活用されており、学生生活の拠点の役割も担っている。

  

 

実験室

都市環境コースでは、3年次週2〜3回の実験演習において、環境分析方法の習得を通じて、環境問題解決への技術的な方法論を学ぶこととなる。都市環境コース用に実験室が備えられており、演習室と並んで頻繁に使用することになる。3年夏学期では、さまざまな環境汚染の度合いを表す指標の基本的な測定方法を習得する。冬学期では、習得した技術を用いて、都市河川の現地調査を行ったり、水処理プロセスの機能の解析を行う。情報収集の方法、データの整理、報告書作成、口頭発表の手法など、研究者やエンジニア、あるいはプランナーに必要とされる基本的な技術を習得する。

パソコンルーム

演習室と同じフロアにパソコンルームがある。約30台のパソコンとプリンター、コピー機があり、パソコンにはWindowsをOSとして、Illustrator,Photoshop,CAD,GISといった都市工学科ならではの必要なソフトウェアがインストールされている。これらのソフトウェアは、演習での資料作りや製図、授業のレポートなど、描画・設計や分析作業をする時に必要となる。ほとんど人にとっては初めて使うソフトであるが、先輩や助教に教わる内に卒業する頃は使いこなせるようになるだろう。

 

図書館

都市工学科では各研究室においても多数の蔵書があるが、学科付属の図書館も備えている。この都市工学科図書館には、多数の都市工学関連文献の他に、都市工学に関連する学会の論文集や雑誌、先輩卒業生の論文、或いは統計書や地図が揃っており、演習や論文執筆のために欠かせない重要な役割を果たしている。コピー機や自習机もあり、研究のために熱心に通う学生も見受けられる。

奨学金

本学科でも奨学金を受け取りながら学んでいる学生は多いが、現在のところ学科,学部として特別な奨学金は設立されていない。東京大学の奨学制度のページを参照のこと。

留学

都市や環境について学ぶものとしては、国内はもちろんのこと海外の都市やその取り組みについても広く見聞を持つことが望ましい。本学科からは、これまでも多くの学生が留学によって海外都市の事例研究を行い、その経験を研究や卒業後の仕事に役立てている。留学を希望する学生は、工学部列品館1階の国際交流室で情報を収集することを勧める。

資格

都市工学の専門を生かすために、資格を取ることを考える学生も多い。特に、受験資格の厳しい一級建築士も、都市工学科において所定の単位を修得すれば,2年間の実務を積むだけで受験資格を得ることが出来る。

その他キャンパスライフ