都市工学とは

都市工学科/専攻の目指すもの

都市問題と環境問題は、それぞれの地域社会に固有な形で発現するものですが、その深層には国際関係の中にある日本社会の経済産業構造、社会政治構造が通底しています。現象の表層に惑わされることなく問題の全体的機構を認識、把握し、その理解を踏まえて都市問題・環境問題に対処しうる有効な工学的技術や実践的方策をどのように展開するべきか。これが都市工学に課せられた命題です。このような視点から、都市工学科では都市だけではなく農山漁村を含む地方圏や国土全体、さらには地球環境全体までを対象領域とし、工学技術に基盤を置きながら法学、経済学、社会学、歴史学、心理学、美学、哲学など社会科学・人文科学と密接な関係を保ちつつ専門教育・研究を実施しています。

都市工学を目指す学生へのメッセージ

《都市計画コース》
都市計画の魅力は、人間が集まって暮らすかたちである都市を考えることで、人間がつくり出す社会について広く考え、都市と社会をよりよいものにしていく実践的な方策を検討・実現していくところにあります。都市を認識し、分析し、構想し、創造する都市計画の対象は、建物・敷地・街区・地区・都市・広域・国土という様々なスケールの空間です。そして、これらの空間の構想・形成には市民、企業、行政、非営利活動団体、大学等の多様な主体が関与するため、空間のあり方のみならず、それを検討・実現する道筋も考えていく必要があります。都市のスペシャリストから社会のジェネラリストまで、都市への関わり方はいろいろです。様々な社会・経済・環境の制約の下、多様な主体の協働で都市をかたちづくる大きな挑戦に参加しませんか?

《都市環境工学コース》
都市環境工学の魅力は人間と科学技術、そしてそれらの活動の場としての地球や都市の間のダイナミックな関係を生かし、よりよい社会を目指すところにあります。環境の基準を守るだけではなく、もう一歩進めて、より持続可能な社会を作ることが都市環境工学の目標です。技術だけではよい社会はできません。しかし、一方で技術なしで現代の人口を支える事はできないのです。技術によってもたらされる恩恵とそれを賢く使う社会、それを環境面からとらえて解析し、改善していくのは大きな挑戦です。このような挑戦に対して、「むつかしいからできない。」と言い訳するのは簡単です。しかし、言い訳せずに人類の存続のために挑戦しませんか?一緒に挑戦する意欲のある方、お待ちしています。